別居して母子家庭となった時から書いてきたこのブログですが、時々過去の記事を読み返しています。
私っていじわるな母親だったと思います。
息子を追い詰める言葉が多い。
・高校受験失敗したら就職か定時制になる
・貧乏だから塾へ行く余裕はない
・貧乏だから絶対に浪人はだめだからね。
息子を苦しめた極めつけの言葉は「お父さんにそっくりだね」
お父さんみたいになりたくないが口癖だった息子は、いつも泣きそうな悲しそうな顔をしていました。
そんなこと言っていた情けない母親でした。
ワンルームから2DKのかびだらけのアパートへ、貧困母子家庭の暮らしは、つらいこともたくさんありました。
でも、今思うと、楽しかった。
一人暮らししたくない!一人暮らしはいやだと言っていた息子
絶対に無理と言っていたのに。
お金の問題が一番なんだろうけど。
22歳の夏に突然、一人で暮らしをしたいと言い出した息子。
息子は知らず知らずに、大人になっていたのだと思う。
このまま母親べったりでは、自分はだめになってしまうと思ったようです。
私はそれでも良かったのに?
(いや、よくないか)
バタバタと東京へ引っ越していった息子、最後まで私に大変な思いをさせていったけれど。
現在は、まったく連絡もよこさなくなりました。
ちょっと寂しいけれど、これでいいのだと思う。
今日は、久しぶりに牛肉で作り置きおかずを作りました。
牛肉を食べると、息子の言葉を思い出します。
鶏肉、豚肉ばかりだった母子家庭の食卓。
息子は、たまに「安いのでいいから牛肉が食べたい」と要望してきました。
必ず、安いのでいいからという言葉をつける、本当に貧乏だったな。
今日の牛肉はオーストラリア産だったけれど、柔らかくて美味しかったです。