先ほど、夕飯を一緒に食べながら、息子が恐ろしいことを言いました。
実は、今だから言えるけど、後期試験中も緊張で震えが止まらなかった。
今まで二年勉強してきたのに、自分のメンタルの弱さで、実力が発揮できなかった。
自分はもうだめだ。人生終わったと思っていた。
もう落ちたと確信していたと。
えーそうだったの。
そんなに自信がなかったのか。
明るく振る舞っていたからわかりませんでした。
試験後発表までは10日ほどだったか。
生きた心地がしないというのはこういう感じなのだと思いました。
息子は、私よりその思いは強かったと思います。
国立がだめなら私立へ行けばいい。
私はただ二浪を回避できたことに安堵していました。
息子は、私立には行きたくなかったみたいです。
500万以上の奨学金を借りてまで行きたくない大学だったそうで、国立がだめで私立にしていたら、たぶん中退したと思うと言っていました。(私がもっとも恐れていたひきこもりになった可能性も・・)
奇跡が起きたんだ。
神様はいる。
そんな風に言っています。
私はクリスチャンですので神様を信じています。
神様がいるのなら、こんなに頑張ってこんなに苦しんだ息子を、見捨てはしないって思っていました。
父親から洗脳され、父親に支配され、虐待をしつけだと思いこんで父親を慕っていた息子です。
神様は、全部見ている。
一所懸命頑張った息子を見捨てはしない、そう思いつつ、やはり合格発表の日は怖かったです。
不合格だったらどうしようという気持ちではなくて、息子が落ち込む姿をみたくなかったのです。
苦しい二年間でした。
苦しい浪人生活でした。
でも乗り越えたからこそ、これから息子は強くなっていくと信じています。