もう一つのブログの検索ワードで、受験うつを乗り越えた受験生というものが二件ありました。
たぶんこの検索ワードで私のブログにたどりついてくださったのだと思います。
もう一つのブログでも、こちらのブログでも私の悲鳴的な記事を書きまくっていましたから(苦笑)
あの頃の記事を読むと今は懐かしいと思うのですが、当時は本当に苦しくて苦しくて、受験うつを乗り越えられるなんて思えませんでした。
受験うつを乗り越えた受験生の体験談
今も同じように受験うつの苦しみを抱える受験生がいる、そしてそれを支える親御さんの気持ちを思うと少しでもお力になればと体験談を書きます。
現役で受験失敗、受験うつになりました。
睡眠障害を発症し、心療内科へ通いました。
あれだけ勉強して結果がでないというのは絶望する気持ちにもなったでしょう。
そしてその頃、某国立大の卒業生に助言をいただきました。
メンタルの弱さというよりも、勉強のしすぎで脳が疲れているだけ、とにかく休養するようにという助言でした。
もう脳がいっぱいいっぱいだったのだと思います。
浪人で予備校も行かないという不安な環境の中、一か月か二か月は休みました。
一日中ねている日も多く、そのうちひきもこり宣言も。
髪の毛はぼうぼう、顔はこけまくり、いつも同じジャージを着て、この子の未来はどうなるのだ?と思ったものです。
眼も死んでいました、そして表情もなくなり・・・
そのうちにゲームにはまりました。
浪人生なのにです。(笑)
息子の部屋から笑い声が聞こえてきたのは複雑な気持ちでした。
「母さん、ゲームって楽しい、こんなに楽しいものがあるんだね、俺生きていく楽しみできた」なんて言いました。
もしかしたら生きる希望も失っていたのかもしれません。
親としてゲーム三昧の息子は心配でした、浪人生なのに?本当にひきこもりになるのでは?と。
でも、放っておいた所、息子は自分自身で気が付いて行動を起こしたのです。
このままじゃだめだって思ったのかと。
そして個別指導塾に通いだしたのは昨年の秋だったと思います。
今思うと、二か月ほどがっつり休んで脳の疲れもとれていたのではないかと。
そこで息子を救い出してくれた恩師、東工大生に出会い猛ダッシュへと向かっていったのです。
貧乏なのに高価な赤本や問題集を買いまくりました。
結果的に合格したし、赤本も売れたのでよかったです。
受験生は孤独です。
自分との戦いもあると思います。
個別指導塾で恩師との出会いがあっても、その後も波乱万丈でした。
「もうやる気しない」「無理」
と愚痴をこぼすと、その恩師は励ましてはくれずに「とにかくやれ」「やるしかない」これしか言わなかったそうです。
その個別指導塾では、絶対に受かるだろうと言われていた私立5校、国立2校。
絶対に受かるというのは普段の力を出せればという条件付きだったのです。
普段の力を出せなかった息子の受験結果は、2勝3敗。
合格できたのは二校のみでした。
現在は、ギリギリに決まった国立後期の大学に通っています。
理工系のせいでしょうか?
息子と同じタイプの学生が多く、大学生活を楽しんでいます。
ただ相変わらずの貧乏苦学生なのでアルバイトばかりさせていて、かわいそうだなと思います。
母親はアラカンとなり体力も落ちていることを目の当たりにし、自分のことは自分での気持ちが、普通の20歳よりは大きいと思います。