平成最後の東京大学入学式、上野千鶴子さんの祝辞を読んで・・・ 

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昨日は平成最後の東大入学式だったそうですね。

12日にとはずいぶん遅い。
他の大学はもう授業がスタートしているのに。。。

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平成最後の東京大学の入学式で上野千鶴子さんが祝辞を述べられました。

上野千鶴子さんの著者「おひとりさまの老後」はベストセラーになっていた時読みましたが、現在も現役の東京大学の教授をなさっているとは知りませんでした。

おひとりさまの老後を読んだ時も感じましたが、すごく頭の良いお方です。
東京大学入学式の祝辞を読んで、またまた頭の良い方だと思いました。

まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学

そして私が読んで素晴らしいと思ったのはこの部分です。

あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください引用東大HP

自分の努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください。

もちろんすごい努力もしたからこそ東大に合格できたと思います。
でも努力だけではなく環境に恵まれていたから報われたとおっしゃいました。

恵まれない人を助けるために使ってくださいという言葉に、感動しました。
素晴らしいと思いました。
頑張っても報われない社会が待っていると言葉も重く感じました。

この上野千鶴子さんの祝辞には賛否両論がありようですね。

私も息子にはよく言っています。
天狗になるなと。
(東大ではありませんが・・・)
弱者を助ける人になってほしいです。

弱者を助ける人があふれ、互いに支えあう社会になってほしいと思います。

今日の貧乏飯は・・・

https://xd418117.xsrv.jp/2019/04/13/karihurawa/
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