八月に入り、息子はアルバイトの回数を減らしました。
最近は部屋にこもっていることが多くなりました。
子供を施設に入れたいという親の話を、ブログで読んだことがあります。
自分では手に負えないから。
もう限界だという親はけっこういるのかもしれません。
やるだけのことは、やった、だけどもう無理、そんな内容の記事も読みました。
私もそうだったから、気持ちはすごくよくわかります。
私は、夫と同じような暴れ方をする息子を見て、もう無理、もう限界だと思ったことがたびたびありました。
私は、施設に入れと言わずに、お父さんの所に帰れという言い方をしました。
お母さん、もう無理だから。
疲れちゃったから。
悪いけれど、お父さんの所へ帰ってと。
私は何度も息子を捨てようとしました。
でも、息子は、それでも私にしがみついてきました。
口には出さなかったけれど、たぶん 捨てないでと思っていたと思います。
結果的に捨てないでよかったと思っています。
男の子って、反抗期は、はりねずみのようにとがっている、みんな同じなんだって、今は冷静に思えます。
息子は息子で、苦しくて仕方ないモヤモヤ状態だったのだと思います。
反抗期、思春期、中二病。
息子がモンスターに見えた日もありました。
すぎてしまえば、みんな思い出です。
新幹線殺傷事件の容疑者は、両親に捨てられました。
中学生の時から、施設にはいったそうですね。
親に捨てられた悲しみ、怒り。
それが、社会に対しての恨みをなり、その牙を全くの他人に向けてしまいました。
親は、どんな子でも、子供を捨てたらだめだって思います。