昨日は、母の82歳の誕生日でした。 実家の近くのイタリアンレストランを予約し、妹、私の娘、母、4人でお祝いをしました。
誕生日プレゼントのケーキと、写真撮影はお店からのサプライズで、母も喜んでくれました。
食事の後、元実家があった場所を通り、懐かしい気持ちと、変わってしまった街の風景に寂しさを感じながら、小さい時よく遊んだ公園を散策しました。
桜がきれいな公園でしたが、昨日はまだ、芽のままでしたけど、春はもうすぐだよ~と言っているようでした。
母は、ヨチヨチと歩くのが遅くなりましたが、杖を使うのをいやがります。 自分が、認知症であることも認めていません。
その後、実家に寄りました。
そして、またケーキとコーヒーをいただきました。
相変わらず、母は同じことを繰り返し話しました。
泊まりのディサービスはいやだ、もう行きたくない、
みんなわめいたり、おむつ交換したり、あんな所にいたくない、それを何度も言いました
いつ施設に入れられるの? まるで、牢屋に入れられるような、言い方をします。
母が申し込んだ施設は、マンションか、ホテルのようで、そこなら快適な暮らしができると、思うのですが、
母にしては、やはり、自分は邪魔で、邪魔だから入れられるという被害者意識が強いようです。
私は、蘭の一種である、ときめきというお花をプレゼントし、妹は、ピンクの花のアレジメント、私の娘はオレンジ色の花のブリザードフラワーをプレゼントしました。
母は、お花が大好きでした。
母の部屋に、そのお花たちを飾り帰宅しました。
約三時間の長旅を終えて、アパートに帰宅、試験を終えた息子が部屋中の掃除をしていてくれました。
芳香剤が買ってあり、とてもいい匂いの中、ホッと一息ついていると、母から電話。
今日はありがとう。
おいしい食事をご馳走様ね、とても幸福な誕生日だったよと、母は言ってくれました。
それでね、私の部屋にお花がたくさんあるんだけど、誰からもらったのか覚えていないのよ、
ちずるは知ってる?
その問いに、悲しみと憐れさを感じながら・・・
私たちからのプレゼントだよと説明をしました。
最近、ボケてきて、物忘れが激しいの、それを何度も言ってた母でした。
たぶん、明日になるとまた、お花は誰からのプレゼントかを忘れてしまうのだと思います。
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