国民年金の納入期間を、5年延長するという案を政府が検討しています。
これが実現すると、自営業者は64歳まで年金を納めなくてはなりません。
45年という数字を見ると、はてしなく長い年月に感じます。
国民年金45年納付したら、895万円、ゾッとする額です。
令和4年現在の国民年金が、月16590円なので、これに12をかけて、さらに45をかけると8958600円になりました。
納付額は、年々上がることが予想されていますので、これではすまないことになります。
もしかしたら生涯に収める年金額は900万円になる時代がやってくる可能性があります。
自営業は大変だと思います。
私の場合、仕事を辞めるまでは社会保険に加入しているので、厚生年金は会社が半分負担してくれています。
もし今、パートを辞めてしまったら、月々の16590円は、とてもとても払えないと思います。
900万円も納入したのだから、納入した分の元はとりたいという本音は誰しももっていると思います。
長生きしないと、払い損ということになります。
まぁ国民年金は、積み立て貯金というわけではないので、元がとれるとかいう考えはおかしいのですが・・・
私の夫のように、国民年金を1円も納めてこなかった人は、下流老人として細々と生きていかなくてはなりません。
これは自分が悪いのだから仕方ありません。
現在、高齢社会を支えているのは、若い人たちだと思います。
支えてくれている若い人たちの、将来の年金はもっと状況が悪くなっている可能性もあります。
私の人生は、もう先が見えたきたけれど、娘世代と息子世代の将来は、どうなってしまうのでしょうか。
便利なことが増えて、ロボットが働く社会もやってくるかもしれません。
それでも年金に関しての未来は暗いものになる予感がします。
こんな60代になっているとは、独身時代は考えたこともありませんでした。
アリとキリギリス、私は遊び惚けていたキリギリスだったと思います。