子供に帰っていく夫、せつなくなった高齢夫婦

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今年最後の三連休ですが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
私は明日やっと休み、何して過ごそう?

先日、バスの中でせつなくなる光景を見ました。

子供にかえっていく夫

ある日のこと、通勤でバスを利用してると、60代後半か70代と思われる夫婦が乗車してきました。

ご主人を見ると、表情がなく、ただオロオロと奥さんの後をついてきていたのです。

バスの乗り方もわからない、どこに座っていいかもわからない、全部奥さんの指示を受けていました。
挙句の果ては、運行中のバス内を立って歩こうとしたのです。

奥さんが慌てて、「だめよ、バスが動いている時は立ってはだめなの」と、諭していました。
見ていてすぐに、認知症なんだとわかりました。

私の母も、まず顔の表情がなくなり、笑わなくなったこと、思い出しました。
バスの中の男性も、私の母も、子供にかえっていくようでした。

奥さんは、大変そう

身なりのきちっとしたご夫婦でしたが、きっとご主人は何年も働いて社会を支えてきたのだと思います。
定年後、さあ余生を楽しもうと思った時に、認知症になってしまうとは、なんとせつないことなんだと感じました。

前職場のスーパーでも、いつも仲良く買い物にいらした高齢夫婦、ある日その買い物風景が激変したのです。
常連のお客様で、素敵なご夫婦だと思っていたのに。

ご主人が店内を徘徊するようになり、毎回、奥さんは怒鳴りながら買い物をしていました。
ある時は、ご主人が家の鍵を落としたとかで、家に入れず困っていることもありました。

ご主人が認知症になってしまったら、奥さんは本当に大変だと思います。
どちらかが認知症になったら、その生活は一変してしまいます。

65歳以上の5人に1人が認知症予備軍に該当すると言われています。

独り身の私は施設に入るしかありません。
そんなお金ないよ?
認知症には絶対になれないってこと。

私の夫は、頭はしっかりしたまま旅立ちました。
認知症になって、近所の方に迷惑をかけたら?というのを一番恐れていました。
そうならないで、その点では感謝しています。

毎日が発見ネットに連載しています。
よろしかったらご覧ください。

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