自分はなんのために生きているのか。
自分は誰からも必要とされていない。
なんで生まれてきたのか。
息子が、病んでいる時によく言っていた言葉です。
母親の私に、なんで俺を産んだんだ?と責めてきた時は本当につらかった。
俺なんか産んで後悔しているだろう?
そんなことも言われました。
そして息子が変わってきたのはアルバイトをはじめてからなのです。
スーパーの品出しという誰でもできる仕事かもしれません。
でも息子は、そのアルバイトをして誰かのためになっていると感じたようです。
品出しをしないとスーパーの棚はガラガラになります。
品出しをしてくれる人がいるから、買い物ができる。
自分は、誰かのためになっていると、些細な承認要求を得られたのかもしれません。
そして働いてお金を得る大変さを学んだと思います。
働いて得たお金で、欲しいものを買える喜びも味わったと思います。
承認要求とは?
他人に自分の存在や考えを認められることを求める社会的要求。
引用大辞林 第三版
父親から否定されて生きてきた娘と息子です。
まずは自分の存在を認めてほしかったのだと思います。