私立大の入試もたけなわになってきたのでしょうか。
今年はインフルエンザに加えてコロナウィルスの心配もしなくてはならず、神経がすり減ってしまいますね。
私も去年の今頃は、生きた心地がしない毎日でした。
眠れませんでしたし・・・
先日、大学3年生の息子を持つ友人に会いました。
独身時代からの友人なのでかれこれ35年の付き合いになります。
奨学金の話になりました。
息子さんは奨学金を500万円も借りているそうです。
500万円の奨学金は誰が返すの?と思わず聞いてしまいました。
息子に返させるという返事でした。
500万円とはずいぶん重い荷物です。
ご主人は普通のサラリーマンでマンションのローンも残っているそうです。
来年、定年退職し退職金も入ってくるとかで、それで息子さんの奨学金を少し助けてあげたいと言っていました。
全部出してあげたいけれど、自分たちの老後のために少しはとっておきたいということでした。
両親そろって都心のマンションに住み、一見幸せそうな家族にもこんなお金の悩みがあるのだと思いました。
おまけに息子さんは介護の学部に通っているのに介護の職には就きたくないと言い出し、将来何になりたいかも決まっていないそうです。
友人はやはり今後のことが心配でたまらないと話していました。
同年代ですが、パートで働いています。
私の息子が500万の奨学金と言う名の借金を背負ったら?
やっぱり心配だったと思います。
息子は、昨年の受験で合格できると言われていた私立大にことごとく落ちました。
今だから言うけれど、「私立大なんかお金がないからいけないという気持ちが心の底にあって、試験中にもうあきらめていた」そうです。
貧乏に苦しんだ両親を見て育ち、借金を背負うのが怖かったのだと思います。
500万までではないですが、結局、奨学金を借りてしまいました。