昨年、現役で受験失敗。
その頃、息子は死んだ目をしていました。
一番最初に出た症状が、夜眠れないということ。
昼夜逆転していました。
そして浪人を決めたのにやる気もなく、無気力状態が続きました。
「なんで生んだの?
俺を生んだあんたが悪い」
そんな言葉で責められたことを覚えています。
私はどうしたらよいかわかりませんでした。
本人が心療内科へ行くと言い、受診をすることになりました。
受験うつと診断されました。
早く治さなければと息子は焦っていました。
受験うつの克服方法
医師から言われた言葉は、脳が疲れているのでとにかく休養してくださいということでした。
睡眠薬を処方され、息子は眠り続けました。
三日間眠り続けたことも。
その時息子を見て本当に疲れていたのだと思いました。
一年間、頭に詰め込むだけ詰め込み、ストレス解消もしていませんでした。
それで受験失敗、結果が出なかった絶望から受験うつになっていったと思います。
子供が受験うつになってしまったら、母親がやるべきこと。
私の場合は、とにかく見守りました。
そして息子の好きな食事を作りました。
眠りまくって少し元気になってから息子は大好きなゲームを始めました。
死んだ目が生き返ってきました。
世の中にこんな楽しいことがあるのだと、ゲームの楽しさを思い出して、生きる気力がわいてきたようでした。
浪人生にゲーム?
あり得ないかもしれないけれど、本人の好きなことをやらせました。
その頃息子はアルバイトをはじめました。
アルバイト代で新しいゲームとテレビを買いました。
とにかく好きな事をやらせ見守りました。
そしてある日、ゲームをピタっと辞めて個別指導塾に行くことを決めました。
そこでやる気スイッチが入りました。
受験うつになった息子を見て、絶望したし焦りました。
でもひたすら見守りました。
ガミガミ言ったり、はっぱをかけたり何もしないで。
本人が受験うつを自覚し、受験うつを治そうとしてはじめてよくなっていくものだと思います。
今振り返ってみてもつらい一年でした。
受験うつで苦しんでいる人に届くかはわかりませんが。
明けない夜はないということ。
そしてどん底に落ちたら、あとは這い上がるしかないということです。