買い物からの帰り道、息子とすれ違いました。
向こうから、息子に似ている子が歩いてくるなと思ったら、本人でした。(笑)
今春、受験に失敗した時、受験うつになった息子。
あの時から比べて、表情も言動も、ずいぶん変わりました。
本当に明るくなったと思います。
アルバイトを始めたころ、息子は毎日同じパーカーを着てでかけていました。
洋服を買いに行っても、何も買わずに帰宅しました。
なぜだろう?
理由を聞いてみました。
自分に自信がなさすぎて、何を着ても似合わないから、買わずにいたのだそうです。
毎日、毎日グレーのパーカーを着ていた息子。
あんたはドブネズミか?なんていじわるな言葉も言いたくなりました。
でも、見守るしかなかった。
私の友人が、息子と偶然会ったという。
「K君、イケメンになったね。」
そのお世辞言葉をそのまま息子に伝えました。
「お世辞に決まっているだろう」
そういいながらも、息子は嬉しそうでした。
先日、娘が帰省した時、久しぶりに会う弟に向かって、
「かっこよくなったね」と言いました。
この時も、息子は照れ笑いしながらもうれしそうでした。
今まで、けなされて生きてきた息子に、必要なのはこれなんだと思います。
人にほめられるということです。
私は、母からも父からも褒められたことはありません。
なので、自分の子供へのほめ方がわからなかったのです。
もしかしたら、夫もそうだったのかもしれません。
息子も、褒められることになれていません。
ほめて伸びる子。けなされて伸びる子。
人によってまちまちだと思います。
わが家の場合は、けなされすぎて、自己否定の塊になってしまったと思います。
けなされて伸びる子は、芯が強い子。
なにくそ~見返してやると思えるような強い子。
浪人生には、この強さも必要だと思うのですが・・・