今日は、お休みだったので、友達とランチに行きました。
友達とは言えないかも、相手は娘より年下の23歳の女の子です。
前のブログにたびたび登場した、一緒に働いていた仲間です。
職場のスーパーで、かれこれ5年ほど、一緒に仕事をしていました。
その子が、今年3月、大学を卒業して、はれて公務員になりました。
元気にしているだろうか。
仕事がんばっているだろうか。
気になっていた所に、連絡が来ました。
相談にのってほしいことがあるということでした。
そして、今日、久しぶりに会って話を聞くことにしました。
それで、勉強ができるからって、仕事ができるとは限らないという衝撃の事実を知ることになりました。
その子、Aちゃんとします。
Aちゃん、すごく頭がいい子でした。
高校は県内のトップレベル高校、その後は、推薦で、都内の名の知れた女子大にすすみました。
いつも勉強、アルバイトといろんなことに、頑張っていて、すべて努力努力で乗り越えてきました。
公務員試験も一年近く勉強して、見事合格しました。
Aちゃんは、父親を知りません。
お母さんは、精神的な病で、Aちゃんを育てることができずに、児童養護施設で育ちました。
入所したのは二歳の時と聞きました。
そんな事情も知り、他人事とは思えず、私にできることがあれば、力になりたいと気にかけていました。
息子にも、Aちゃんの話はよくしていました。
勉強しまくって、努力の末に公務員試験に合格したこと。
私や息子に、はげみになっていました。
そんなAちゃんからの、衝撃的な告白でした。
仕事が、何度聞いても覚えられない。
仕事の内容が、理解できない。
何回聞いても、わからない。
そんなことの連続だったそうです。
今までのように、努力すれば、なんとか乗り越えられるだろうと一生懸命メモを取り、覚えようとしたとのこと。
でも、できなかった、わからなかった。
ついには、職場で泣いてしまったそうです。
そして、職場の上司から冷たい宣告を受け、今は雑用をやらされているということでした。
今まで、なんでもできてきた自分が、なぜできないのか、プライドはズタズタになったそうです。
そんな話を聞かされ、正直どう助言すればいいのかわかりませんでしたが、もしかしたら、ほかに向いている仕事があるのではないかと言いました。
事務的な仕事が向いてないのかもしれない、もっと自分の特技を生かした仕事がいいのでは?とすすめてみました。
職場の年配の先輩にも、同じような内容のことを言われたそうです。
結局、お金のため、安定した公務員の立場を捨てたくないなら、雑用でもそこで働く、
自分に向いている仕事を、一から探してみる。
どちらを選択するかはAちゃんが決めることです。
今日、話を聞いて、ショックだったのは、やはり勉強ができるだけではだめだということがわかったからです。
うちの息子と、Aちゃん、どこか同じ匂いがするのです。
不器用で、くそ真面目、そして人の何倍も努力をするという所に共通点があります。
息子も、今、希望の大学に合格するために、一生懸命勉強しているけれど、一番、重要なのは、社会に出てどんな仕事につくかということです。
勉強ができれば、どんな会社に入ってもうまくいくということではないってことを改めて知りました。
なので、どんな学部選び、そして将来どんな職業につくかを決めるのは、本当に大切だと思いました。
Aちゃん、どんな選択をするかわかりませんが、幸せになってほしいです。
話を聞いてくださりありがとうと言い帰っていきましたけど。
最後まで読んでくださりありがとうございました。