2015/10/02
イライラして、疲れていた息子が、ようやく前を向いて歩き出しました。 息子は、父親がキライ、父親にそっくりな自分がキライ、よくそのように話していました。
自分の人生も、同じようになるのではないか、父親みたいな生き方になってしまうのかと、不安で一杯だったのです。
自分は自分、変われるだろう、という希望が、やっと持てたみたいです。
DV夫は、本当に不器用な生き方をしてきたと思います。
中学、高校時代も、人に裏切られ、部活も途中でやめ、傷だらけの思春期をおくっていたのでしょう。
そして大学受験の失敗、税理士を目指すも失敗。挫折の連続だった青年期。
それで、希望ではなかった父親の会社の後を継いだと聞いています。
結婚する時に、ぼそっと言った言葉、今まで生きて辛いことばかりだった、世の中、みんな敵ばかりだ。
不器用に生きてきたから、そんな言葉で出たんですね。
結婚して、共に生活をして、その言葉の意味がはじめてわかりました。
人づきあいが、苦手、気が小さい、おこりっぽいという短所、不器用な生き方。
本当に息子はそっくりなんです。
長所は、真面目、くそ真面目という感じ。
優しい。これもそっくり。
昨日、息子と話しました。
「お父さんは、反面教師だよ~お父さんと同じDNAを持ってるけど、努力しだいで、生き方は変えられる。 お父さんのような、失敗の人生を歩んで欲しくない、 あなたと、お父さんの違う所が、一つだけある。勉強が、好きなこと。」
最後の一言で、下を向いていた息子が、顔をあげ、眼がキラッと輝きました。
短所を抱えこむのではなく、長所を生かして、自分で、自分の人生を切り開いていってほしいです。
DV夫と、そっくりな息子。でも、絶対に変われるから