私が別居中の夫に、婚姻生活費も養育費も請求しなかった理由

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夜のウォーキングに行ってきました。
静かな裏道を歩いたせいか、人がいない!

シーンとした中に、響きわたる虫の声。
怖いというより、急激に寂しくなり、急いで帰宅しました。

かれこれ一時間くらい歩いたと思います。

私の住んでるワンルームマンションから、元わが家までは歩いて30分くらいで行けると思います。
たまに、そちら方面に散歩に行こうかとも思いますが、やっぱり別居中の夫にばったり会ったりするのはいやなので、反対方向に行っています。

早いもので、別居して丸7年たち、8年目に入ります。
夫の現在の状況は、隣の家の奥さんが教えてくれます。

見た目はずいぶん変わったようです。
夫は春に69歳になっています。

本来なら、別居中でも、夫に婚姻生活費と養育費を請求できます。

お金を出し渋り、調停をしたり、裁判にまでなる方もいるようです。
子供のために、闘うことになったとしても。がんばっている方もいるでしょう。

なぜ、私が養育費も、婚姻生活費も請求しなかったのか?

一言でいうと、別居中の夫からとるもの(お金)がないからです。
夫は、老後破産とも下流老人とも言えるような、悲惨な老後をむかえています。

夫は、無年金で暮らしています。

自営業でしたが、年金たるもの一度も入ったことがないというありさまで、結婚後、初めてそれを知らされ愕然としました。

そんな事実を知り、生活に余裕がある時は、セッセと貯金しました。
もちろん学資保険にも個人年金にも入っていました。

ところが、その貯金は、子供たちの学費で消えていきました。

娘も息子も小学校から私立に入れてしまいました。
夫のたっての希望で、受験をしたのです。

仕事がうまくいっている時は良かったけれど、大手の業者に仕事をとられたりいろいろあり、収入は激減してしまいました。

子供たちを転校させたくないという理由から、貯金に手を出しました。
後に計算してみると、二人の学費だけで2000万以上はかかっていたと思います。

その後、夫が仕事で使っていたトラックを盗まれるという事件もおこりました。
500万という大金をはたいて買った大事な車だったのに。

それをきっかけに夫は、精神を病んでいき、モラハラ、DVがひどくなっていきました

夫は今、69歳で、永遠に年金をもらうことはできません。
納めてこなかったのだから、自業自得でしょう。

持ち家があるので、生活保護を申請するのも難しいと思います。

自分の食い扶持だけを、なんとか稼いでいるのか、貯金を崩しているのか全くわかりません。
憎しみも今は消え、憐みの気持ちだけです。

下流老人である夫へ請求しても無駄だという理由から、養育費も婚姻生活費も請求していません。
現在は、連絡も途絶えています。

私は今の静かな暮らしを続けていきたい、それだけです。

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