今年になり、DV家庭の事件が何件かありました。
つい最近では、慶応大学の男子学生が、泥酔していた父親と刺してしまうという事件がありました。
俺がやらなければ!! 俺が家族を守る
この慶応大生も、家族を守るという正義感から父親を刺してしまいました。
残念ながら亡くなってしまい、男子学生は加害者になってしまいました。
のちにわかった話によると、母親も弟もDVの被害にあっていたそうです。
言い合いになった時に、なぜ母親は止めに入らなかったのか?
たぶん、怖かったのだと思います。
ほかの部屋で息をひそめて、聞いていたのではないかと。
まさか自分の息子が、父親を刺してしまうなどと思っていなかったのではないでしょか。
また、夫が暴れている。
それくらいにしか思わなかったのだと思います。
恐怖が憎しみに変わっていく。
DV被害者は、憎しみという感情をもってしまうのです。
わが家の場合、娘が一番、憎しみを感じていたと思います。
大人になったら・・・やり返す。
そんな言葉をはいていたことを思い出します。
大人になった長女は、やり返しませんでした。
父親と会わなくなって7年たっています。
やり返すことをしない代わりに、父親の存在を忘れて生きています。
慶応生にしても、うちの子供たちにしても、DV家庭の被害者は、そこで育った子供たちなのだと改めて思いました。
加害者となってしまった慶応生を情状酌量に、または刑を軽くしてという意見は多いようです。
いつか人生をやり直して幸せになってほしいと思います。
追伸
2016年から書いていたワードプレスのブログをこちらに引っ越しました。
引き続き、DVモラハラの被害者親子の日々を書き続けていくことにしました。
よろしくお願いいたします。