娘が一人暮らしをしている時、帰宅したらまずテレビをつけていたそうです。
そしてテレビを見ていなくても、つけっぱなし、音がないと寂しさが襲ってきたらしい。
長い間、寂しい思いをさせてしまったと思います。
今は、優しい旦那さんと二人の子供、家族に恵まれました。
母親としてはホッとしています。
私自身は、おととしに一人暮らしを始めましたが、3カ月くらいは孤独を感じたこともありました。
今は、孤独を感じることは、ほぼないけれど、たまに寂しくなることはあります。
孤独は寿命を縮める?
寿命を縮める三つの悪習慣と言う記事を読みました。
精神科医が書いたものです。
一つは運動不足、そして二つ目が孤独、三番目が睡眠不足でした。
運動不足と睡眠不足はわかるとして、なぜ孤独が寿命を縮めるのか疑問に思い読んでみました。
孤独を感じる人は、メンタルに甚大な影響を与えてしまいます、たとえばうつ病、統合失調症、薬物やアルコールの乱用です。
そして孤独は精神的なもの以外にも、心臓病、がん、血管疾患などあらゆる病気のリスクを高めることがわかっているそうです。
そして孤独な人は認知症になるリスクが高いという結果も出ているそうです。
亡くなった母も、晩年は孤独な人生を歩んでしまったと思います。
私が小さい時は、叔母も一緒に暮らしていたので8人という大家族だったのです。
ところが、晩年は、父が亡くなってからはずっと一人、孤独を感じていたのではないかと思います。
母は兄世帯と同居していても、いつも一人、そして孤独だったのです。
その頃、私や妹が行くととても喜んでくれましたが、いつも寂しいと言っていました。
家族と暮らしていても、家族のつながりがなければ孤独だということです。
そんな母が元気になっていったのはサービス付き高齢者住宅に入ってからです。
自分に話しかけてくれる人がいる、自分に優しくしてくれる人がいる、それだけで幸せを感じたようです。
母は人の優しさに飢えていたのかもしれないです。
やっぱり人は、人とのつながりが必要なんだと思います。
仕事を欠勤していた3カ月、老後生活を練習しているようでした。
毎日、今日は何をして過ごそうと思っていたし、予定がない日は、誰とも話さないことがあたりまえになっていました。
これでは、本当にボケてしまうと思いました。
仕事を辞めるその日まで、老後生活の対策を考えたいと思っています。