東日本大震災から、9年経ちました。
この日になると、いつも思い出します
9年前の3月11日は小学校で個人面談を受けていました。
三者面談ではなく母親の私と教師の二者面談です。
貧乏なのに、夫の見栄だけで私立に行かせていました。
息子はすれ違いで一人で家に帰っていました。
先生と話していた時に大きく揺れて、教室のテレビが落ちそうになっていたっけ。
20代の男の先生は、ビビりまくって机の下に隠れていました。
結局面談は途中でやめて家に帰ることに。
息子が心配で家に電話を入れると、もう携帯がつながらなくなっていました。
バス停でバスを待っているとバスが来ない!
バスも止まっていました。
タクシー乗り場は長蛇の列、そこで近所の奥さんに会う。
東北が大変なことになっているらしいと聞きました。
タクシーもなかなか来ないので歩いて帰ることにしました。
普通に歩けない状況でした。
その二週間前に、夫に突き飛ばされて足の小指を骨折していたのです。
テーピングしていたけれど、まだ完全に治っていなくて歩くのがしんどかった。
でも息子が心配で痛む足を引きずりながら必死に帰りました。
やっとの思いで家にたどりつくと、家も息子も無事でした。
夫からジャンジャン電話が入ります。
どこへ行ってたんだ!と怒鳴られました。
家は大丈夫か?
屋根はどうだ?と聞いてくるのは家のことばかり。
子供は無事か?の一言もありませんでした。
その後、こんな大変な時に家にいなくておまえはだめな人間だって言われ続けました。
9年経ち、そんな夫から解放されました。
私の3月11日はこんな感じでした。
東北は復興したように見えるけれど、まだまだ悲しみをひきずって生きている方がいるのでしょうね。