私は、息子を本当に過保護に育ててしまったと反省しています。
なんでも手助けしてあげていました。
中学生になっても、なんでも買ってあげて、なんでも言うことを聞いてあげていました。
それは息子がかわいかったという理由もありますが、DVモラハラ環境で育ててしまったという負い目もありました。
父親に攻撃された分、私は優しくしなければなんて間違った行動をしていました。
母子家庭になり気が付きました。
息子はこのままでは、一人では何もできない子になると。
自立を妨げていたのは、母親である私でした。
今回の国公立大の出願ですが、全く手助けしないで自分でやらせました。
去年は、どこに出願するか、書類の作成、そして配送まで手伝いました。
すごく大変だったことを覚えています。
今年は、一切、手も口も出さずに見守っていました。
案の定、国公立大の出願でミスをしてしまいました。
去年は全部、郵便で送った覚えがあるのですが、今年はインターネットで出願ができました。
息子は、一人で手続きをしていました。
成長したなんて感激していたのもつかのま、出願ミスをしていたのです。
前期の出願大学に、後期の分もしてしまったのです。
ようするに前期出願を二校してしまったということです。
支払いはすべて、私のクレジットカードです。
番号だけ聞いてきたのでその都度教えていました。
出願料だけでいくら請求がくるのか。
考えただけで恐ろしいです。
出願ミスに気が付いたところが、まだ救いでした。
慌てて後期も出願しました。
そして前期の一校の出願ミスは、申請すればお金はもどってくるそうです。
その手続きも全部自分でやっていました。
「お母さんが電話してきく。」
私はまた口を出そうとしました。
俺が間違えたのだから、俺がやる。
息子は私の申し出を拒否しました。
ちょっと恐ろしい出願ミスでしたが、このような失敗を繰り返しながら大人になっていくのだと思った出来事でした。