小林麻央さんが亡くなって、私もとても悲しかったです。
亡くなる直前に、愛しているという言葉を残して逝ってしまったこと。
自分のことのより、相手のことを思いやる気持ち、愛にあふれた方でしたね。
愛について、いろいろと考えてみた方もいるのではないでしょうか。
私もいろいろ考えました。
まず、元夫への愛。
最初から愛ではなく同情だったのではないかと思います。
元夫も。
元夫に、愛していると言われたことは一度もないです。
まぁ、弾痕の世代ですので、そんな恥ずかしいこと言えるか~という思いもあったでしょう。
日本人って、まして50代以上の方って、愛しているという言葉、なかなか言えないと思います。
私が最近、思うのは、愛されずに育った子供というのは、愛し方がわからないのでは?ということです。
元夫は、母親を憎んでいました。
今も憎んでいるのではないかと思います。
夫が27歳の時に、お義母さんは、喉頭がんで他界されているので、私は、写真でしかしりません。
夫から聞く、お義母さんの話、あまり良い思い出話はなかったです。
宿題や勉強ができないと、お線香の火をつけられた。
怖かった。
それが一番の忘れられない出来事だったそうです。
それって虐待?
連れ子が二人いて、その二人が不良になり、いろいろ問題を起こし、苦労されたそうです。
子供4人、食べていくのも大変。
そんなこともあり、子供を愛する余裕なんてなかったかもしれません。
そして、夫が、ニートになった時、とにかくおまえはだめな人間、出ていけと言われ続けたと聞きました。
夫は、母親から愛されずに、否定されていきていきたのです。
愛されたこともなく、人格を否定され育った夫です。
そんな夫は、愛し方がわからなかったのだと思います。
夫も可哀想な人だったと思います。
そんな私も、人のことは言えません。
私も愛し方が、わかりませんでした。
子供たちを抱きしめることって、しなかったかもしれません。
優しい言葉をかけることもしなかったかもしれません。
そして、暴言や暴力に耐えている私を見て、子供たちは、どう思っていたのでしょうか。
私自身も、母親から抱きしめられたことは一度もありませんでした。
母は、兄を溺愛。
父は、妹を溺愛。
真ん中の私は、いらない人間って思ったこともあります。
憎んではいないけれど、愛された実感や記憶がないんです。
(今は、認知症気味の母愛おしいですが・・・)
愛を知らない両親に育てられた子供、私の娘と息子。
一番の被害者です。
ごめんねって思います。
どうやって償っていけばいいかわかりませんが、あの家を出たことだけでも、せめてもの救いかな。
麻央さんや、麻耶さんは、愛されて育ったんだなと、テレビを見て思いました。
私のブログを読んでくださっている方は、シングルマザーの方が多いと思います。
もしお子さんが、まだ小さかったら、ムギューっと抱きしめてあげてください。
母親に抱きしめられるって、それだけでも安心できるのではないかと思います。
私の場合、24歳と18歳ですから、もう抱きしめることはできません。
夫から離れて、私の精神はやっと落ち着きました。
娘と息子へ、ちゃんと愛しているよって、言葉や態度であらわさなければって思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。