帰宅後、息子がバイトをしているスーパーに、買い物に行きました。
「来てもいいけど、話しかけないでよ。」
そう言われて、はじめて息子のいる時間に行ってみました。
スーパーという同じ業界で働きはじめた息子。 今日、初めて仕事をしている姿を見ました。
同じスーパーという職場ですが、お店のカラーは全く違います。
私の職場は、高級食材もあるような、安売りをしないお店です。
近くに海や別荘があり、どちらかというと高級志向です。
息子の職場は、とにかく何でも安い!
広告を出さなくても、いつもすごい混雑です。
品物があまりよくないという評判ですが、
私のように、とにかく安ければいいという主婦には人気のお店です。
普段、私は社員割引が10パーセントありますので、仕事帰りに、職場のスーパーで買い物を済ませてきます。 今日は、給料前ということで、少しでも安いお店に行きたかったのです。
息子は、ドリンク売り場で、ドリンクを黙々と品出ししていました。
傍から見れば、まじめな高校生そのものでした。
娘と息子が小さい時、私の働くスーパーにたまに買い物に来ました。
恥ずかしそうに、お菓子をもって、私のレジに並んだ幼い子供たちの顔を、思い出しました。
あれから10年、
娘は社会人となり、息子はアルバイトですが、働いてお金をえるようになりました。
二人とも、成長しました~いろいろあったけれど。
息子の働く姿は、とても楽しそうには見えませんでした。
自分のやりたい仕事ではなく、お金のためにという感じでした。
貧しい母子家庭です。 あと一年半で、高校を卒業するわけで、貧しいなら働く、就職もありかなと思ったこともありました。 でも、貧しいからと、貧困家庭の子供だからと、自分の夢をあきらめてほしくはありません。 自分の好きな仕事についてほしいと思います。
そして・・・
今、もし私に何かあっても、もう娘も息子も生きていけるなぁーと
ちょっと安心しました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。