下の二つは、去年の夏に、書いた記事です。
息子は二週間で、夫の元から、このアパートに逃げ帰りました。
夫はもう、普通に生きられる精神状態ではないのです。
まして、息子の面倒(食事、洗濯等、身の回りの世話)などできるわけないのです。
夫は、その時も今も、誰かに依存したいだけなのです。 夫はたぶん、自分の父親(舅)に依存して生きていました。 その父親が亡くなり、奥さんである私に依存してきました。
おまえは何も出来ない、よく言われた言葉でした。
おまえは頼りにならない、もっともっと俺を助けてくれという心の叫びが聞こえてきました。
私はそんな夫を支えようと、頑張りました。
心療内科に行こうと言っても行かないので、私が代わりに行き、症状を話したこともあります。
本人がこないと薬は出せないと言われました。
行政にも何度も相談に行きました。
保健所の職員が訪問してくれたこともありました。
夫は追い返しました。
そして、警察を呼んだことも何度もありました。
生活安全課の方も児童相談所の方も、脱出をすすめてきました。
あらゆる努力をしても、夫、自ら変わろうとはしてくれませんでした。 そして・・・ 出ていけ発言を繰り返すようになりました。
悪霊に取りつかれているのかとも思いました。
お祓いをしたこともあります。
効き目はありませんでした。
努力をしても、耐えていても、息子の高校受験まで邪魔をするようになったので、ここにいては、息子の将来までおかしくされると
思い、脱出を決めました。
それでも、躊躇する私の背中を押してくれたのは息子です。
お母さんも、このままでは、病気になるよ~ そう言い、一緒にアパート探しを始めました。
でも、息子はまだ父親を恨んだり憎んだりしていません。
憐れみだけを持ち、未だに父親に会いに行っています。
でも、二年後には、私や夫から巣立っていきます。
今までの人生の経験で、人の痛みがわかる人間に育ったと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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