
相変わらずワサワサとした年の瀬、私は一人暮らしなので、お正月準備に駆け回る事はありません。
息子が帰省することになったので、お雑煮と煮物くらいは準備するつもりです。
おせちは買わないかなー、自分の好きな昆布巻きくらいは買いたいけれど。
さまざまな思いが交錯する、地元警察署
現在の職場は最寄り駅から徒歩15分。
毎日テクテク歩いて、良い運動になっています。
その通勤途中に、地元の警察署があります。
警察署に関連した嫌な思い出が三つあります。
一つ目は、今から17年前、娘が中学の時に補導され時、警察からの電話で震えが止まらなかったことを覚えています。
娘は、思春期に不良グループに入っており、髪を金髪にそめ、某場所で火遊びをし、器物損壊で通報されたのです。
すぐに迎えにいき、何度も頭を下げました。
その時の刑事さんが、娘は主犯格ではなく、誘われてやってしまったんだろう?もう悪いことはやってはだめだよと諭してくださり、すぐに連れて帰ることができました。
娘は、両親の不仲、そして私が息子ばかりを見ていたことに、寂しさを感じていたのだと思います。
二つ目は、夫から暴力を振るわれた時に警察に通報、その後、DV相談にいったこと。
そのDV相談から別居へと決断できました。
警察署から、児童相談所のDV相談にも行ったのですが、女性相談員から、子供を守ることを第一に考えてと助言され、私は逃げる決心をしたのです。
三つ目は、忘れもしない昨年10月。
元わが家で孤独死した夫は、この警察署に運ばれ安置されてました。
刑事さんからの電話ですぐに向かったのですが、この時も、私は体中の震えが止まらなく困りました。
警察ってすごいと思ったのは、短い間に、わが家のことを調べていたことです。
DV相談の記録が残っており、どういう経緯で別居したのか、把握していました。
会わなくてもいいと言う言葉に安堵しました。
身元確認とかで、夫を見なくちゃいけないのかと、気持ちが重くなっていたからです。
夫は少しですが、腐敗もすすんでおり、殴られた後があったらしい。
そんな姿を見たら、私は、一生引きづっていくことになったかもしれないので、見なくてよかったと今でも思っています。
私は自由になった
その警察署を横目で見ながら、パートに通っていますが、夫はどこらへんに安置されていたんだろう?なんて考えてしまいます。
警察署を通るたびに、胸がチクチク痛みますが、時間の流れとともに、この痛みも消えてくれることを期待したいです。
ポジティブに考えれば、すべてが終わり、私は自由になったと思えます。
もう夫の心配をしなくてすみます。
正真正銘の自由を手に入れたのだから、来年はもっと楽しく暮らしていきたい。
