18歳になったら出ていきなさい!
これはDV夫が、娘に、事あるごとに言っていた言葉です。
それは本心だったのかはわかりませんが、娘の脳にはその言葉が刻まれて、中学生のころから、もう家を出る目標をたてていました。
あんな父親から離れたい、自由になりたいという気持ちも、もちろんあったと思います。
でも18歳になったら出ていきなさいの、後には、必ずおまえはいらない人間だからという言葉付け加えられていました。
娘は、父親にそのように否定され続け、生きてきました。
なので、本当に18歳で家を出てから、一度も父親に会っていません。
もう7年になります。
そしてもう会うこともないだろうと話しています。
親子の断絶です。
18歳って、微妙な年齢です。
大人でも子供でもない、大人になりかけた子供という感じでしょうか。
つい先日18歳成人法の施行が成立しました。
これからは18歳は大人とみなされるのでしょうか?
知人の家の話です。
その家族には、5人子供がいて、その子供たちには小さい時から、18歳までは育てるから、それ以降は出ていきなさいと言われていました。
見事に5人とも18歳で、家を出て自立しました。
5人とも大学には行きませんでしたが、ちゃんと好きな道をみつけ就職して自立して生きています。
その家族を見ていていつも思います。
ある意味、子供を放り出した方が、子供は自分の力で、生きていく道をみつけ強くなるのではないかと。
わが娘は、一人暮らしの費用も、専門学校の入学金もみんな自分で貯めました。
私は少しも助けませんでした。
(引っ越しは手伝ったかも)
頼れない親だったから、娘は一人でがんばったと思います。
息子はもう19歳です。
昨日のように、暴れたり、ものを壊したりというのは、私への甘えだと思います。
私には何をしても許されると思っているのかもしれません。
いつまでも甘えているなと言いたいです。
今日の息子は、昨日とうってかわって10時間勉強コースです。とても波があります。
浪人生の夏が始まります。
何も悩みもなく苦しみもない浪人生なんていないと思います。
もちろん高校三年の受験生も同じです。
いろんな戦いが待っています。