明日ママがいない、母親に捨てられる

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ずいぶん前に、芦田愛菜ちゃんが主演のドラマ、明日ママがいないを見ていました。

正確に言うと、たまに見ていました。

ガッツリ見ていたわけではありません。

そのドラマは児童養護施設が舞台になっていました。
見ていた方いますか?

児童養護施設、さまざまな理由で、親と暮らせない子供たちが暮らす場所です。

明日ママがいない。

その題名から、ママが突然いなくなるという、大きな問題がテーマになっていました。
親に捨てられる、それはどれだけ大きな心の傷となるのか・・・

職場に、児童養護施設に住んでいる子がアルバイトに来ていました。
お弁当を持ってきていました。

「お母さんに作ってもらったの?」

そんな失礼な質問をしてしまった私に、その子は説明してくれました。

「お母さんいないんです」

その話から、父親の顔は知らないこと。
二歳の時に、児童養護施設に入所したこと。

そしてお母さんはまだ生きているのだけど、精神を病んでいるということ。
自分は、不倫の末に生まれた子だということを知りました。

ちょっと衝撃でした。
それを知ってから、なるべくその子には、優しくしてあげようと思いました。

今年の春、大学を卒業し、社会人になりました。

バイトをやめる時に、ちいさんは、お母さんみたいでした。
いろいろありがとうございました、と言ってくれました。

その子が、社会人になっていろいろと苦しんでいます。

詳しく書くと、長くなりますので省略しますが、その子は愛を知らない。
親から愛されていないのだから、愛がわからない。

そしてそれは脳へ悪い影響を与えているという事実もわかりました。

近いうちに会って話を聞く予定です。

座間事件の容疑者も母親に捨てられたと聞きました。
それから人生おかしくなったって・・・

母親に捨てられる。

それが人生の転機となってしまいました。

私も、息子を捨てようとしていたのかもしれません。
苦しいから。
つらいから。

お父さんの所へ帰れって。
つまりは捨てようとしていたことになります。

ずいぶん前に、息子は私に俺を捨てないでくれと言いました。
忘れられない一言です。

そして、今は、ごめんねって反省しています。

もう少しで、私は間違った選択をする所でした。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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