職場の上司から電話、孤独死は恥ずかしいことではない

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三連休のど真ん中、今日も元わが家へ。
斜め後ろの家の奥さんに会ってしまいました。

この奥さん、夫が生前中はよく喧嘩をしていたので、気が強い人だと思っていました。
10年たってこの奥さんは、一回り小さくなり、丸くなっていました。

大変だったね、と涙を流してくれました。
夫のために泣いてくれているの?と思ったけれど、それは勘違い、どうやら私のために泣いてくれたようです。

残されたものは、大変よね、頑張って、身体を大事にね等々、労いの言葉をかけてくれ、今日はとっても気持ちがあたたかくなりました。
意地悪なご近所さんもいるし、優しいご近所さんもいます。

そういえば、ここでの生活は近所づきあいが大変でした、隣組なんて言葉もあり、班長やらされり。
今は、マンション暮らし、近所付き合いなしなので、気楽は気楽だけど、私も孤独死する可能性はゼロではありません。

職場の上司から電話が来ました。

いろいろと聞かれるのが嫌なので、だまって勤務していましたが、心身共に限界となり仕事を休むことにしました。

夫が亡くなったのでお休みしますと、伝えたのですが、昨日、上司から電話が来て、やはりいろいろ聞かれました。

夫の名前、生年月日、どこで葬儀をやったのか、亡くなってから葬儀をするまで時間があったのはなぜなのか?
別居中と言ってたけれど、亡くなった旦那さんは誰がみつけたの?という質問には、近所の方ですと適当に答え、孤独死ですと言ってしまいました。

葬儀の日にちと場所をしつこく聞かれたのは、従業員の配偶者が亡くなったら、供花をするという決まりがあったからだと思います。
火葬場の名前を言ったので、それで葬儀はせずに、直葬だということもバレてしまいました。

孤独死は恥ずかしいことではない

最近では西田敏行さん、過去には山口美江さん、大原麗子さんも、孤独死でした。
ひとり暮らしをしていれば、誰でも起こりうる孤独死は、けっして恥ずかしい事ではなく隠すこともないのですが。

夫の場合は、車上生活していて、容貌はホームレスのようだったので、これだけは知られたくありませんでした。
そして直葬のことも、喪主は誰?聞かれ、私ですと答えたのですが、喪主も何も、葬儀自体やっていません。
直葬で、私も子供たちも参列せずの寂しい最期だったわけです。

これもどうしてもかくしておきたいことの、一つです。
明日から、パートに出ます。

上司は、誰かに孤独死であることを話しただろうか?
女性の多い職場なので、あっという間に噂話の的になっているかもしれない。

しれっーと、何事もなかったように出勤しようと思います。

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