先日、用があって川崎市内の武蔵小杉という駅に行ってきました。
降りてすぐに、そびえたつタワーマンションの数々に圧倒されます。
これだけ集中してタワーマンションが建ってる場所って、あまりない気がします。
上記写真が武蔵小杉駅近くのタワーマンション群です。
もっとたくさんあったのですが、一枚の写真ではうつしきれないほどです。
タワーマンションって、いったいどんな人が住んでいるの?
いつも思います。
芸能人?資産家? 上場企業の幹部クラスとか?
やはりお金がないと住めないですよね。
貧乏人のひがみかもしれないけれど、私は怖くて、とても住めないです。
独身時代に、サンシャイン60の37階にあるオフィスで働いていたことがあるのですが、地震の時は、怖いなんてもんじゃなかったです。
ろうかなんて、揺れている時は、まっすぐに歩けませんでした。
高層ビルは、わざと揺れるような作りになっているそうです。
生きた心地しませんでした。
タワーマンションに入居できたかもしれない母
私の実家は、東京都の再開発計画で立ち退きになったのです。
その時に、近場に立つタワーマンションに入居するという選択もできました。
現に、近所の方はタワーマンションに入居した方が、何人かいました。
兄夫婦と母は、その話を棒にふって、1億円の豪邸を建てる選択をしました。
立ち退き料を頭金にしたのですが、結局ローンが払えなくなって売却してしまったのです。
1億円の豪邸は、あっという間に取りこわされました。
もう跡形もないけれど、目をつぶると、父がいた部屋、猫が来てた縁側、台所、お風呂、全部思い出せます。
実家がなくなるって、とっても悲しい出来事でした。
兄と母が決めたことなので、私は口に出すこともできませんでした。
あの時、タワーマンションに住むことを選択していれば、実家がタワーマンションになったかもしれないのに・・・
人生は選択の連続です。
良い選択をしたとか、間違いだったとか、それは後になってみないとわからないものです。