昨日、87歳認知症の母が亡くなりました。
認知症は進行していたものの、最後まで私たち子どものことは忘れないでいてくれました。
母との別れは近いと覚悟はしていたけれど・・・
喪失感の大きさに戸惑っています。
とにかくいろんなことが、頭の中をグルグルと走馬灯のように駆け巡っっています。
昨晩は身体はくたくたなのに、頭がさえ眠れません。
私の部屋は予備灯がなくて、電気を消すと真っ暗になります。
もし母が会いに来ても怖くはないと思ったけれど、部屋を真っ暗にすると寂しさが押し寄せてきて、テレビをつけっぱなしで眠りにつきました。
一人暮らしとなり、ひとりぼっちがこんなにこたえたことはありません。
こんな時、息子がいてくれたら、こんなに寂しい気持ちにはなることはなかったのに。
母もひとりぼっちでこんなに寂しかったのだろうか?
二世帯住宅で暮らしていても、母は兄夫婦と顔を合わせることはなかったらしい。
ご飯もいつも孤食、一人で食べていました。
母から寂しいという言葉はほとんど聞いたことがないので、ずいぶん我慢していたのかもしれません。
そしてサ高住、特別養護老人ホームへ入居しても、母は個室でずっとひとりぼっちでした。
自分が一人暮らしになった今、その孤独感が痛いようにわかりました。
母はすごい。
母は寂しいとか孤独だったとか、そんな言葉を残さずに、子供たちにはよくしてもらった、感謝しているという言葉を残して旅立ったのです。
亡くなる前のこの一か月、母は昔の記憶を取り戻していたのか。
子供たちに感謝しているとばかり、施設の方へ語っていたそうです。
それにしても、母を失った喪失感は想像以上に大きかった。
コロナのせいで会えなくても、母はどこかで生きていてほしかった。
また会える、またよくなる、そんな希望がもてました。
だけど、母はもうこの世にいないのです。
もう会えないと思うと、本当に寂しい。
今は、部屋に一人でいるのがつらいです。