大学を中退してしまった友人の長男

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友人の一人が長男のことを長い間、悩んでいました。
以前も記事にしたかもしれません。

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大学を二度も中退してしまった子の話です。

一度はある私立大に入学。
やりたい勉強ではないと中退して、今度は音大に入りました。

音大に入学してから、家に帰ってこなくなったそうです。
友達の家に入り浸りで、お金がなくなったら帰ってくるという生活をしていました。

甘かったと反省している友人ですが、そのたびにお小遣いを渡していたそうです。
わが子可愛さは、時には間違った行動をしてしまうものです。
友達の家から、大学に通っていると信じていたのに、入りなおした音大にも行っていませんでした。

長男さんがやりたかったのはバンドだったのです。

大学で学ぶのは意味がないと二度目の中退をしてしまいます。

そしてバンドを目指して家には帰ってこなくなったと聞いていました。
いつかバンドで目を出すかもしれない、売れる日がくるかもしれないし・・・と励ますしかありませんでした。

友人は、音信不通になっていた長男を、好き勝手やっているけれど、家でひきこもられるようはましだなんて言っていました。

しばらく長男さんの話を聞いていなかったのですが、つい最近、近況を聞きました。

バンド仲間と喧嘩をして、ボロボロになって自宅へ帰ってきたそうです。
そんな長男を受け入れた友人です。

長男さんは、親が心配していたひきこもりにはならず工場で働きはじめたそうです。

その話を聞いて、大学への入学金は無駄になったけれど、何をしたいのかを模索しつつ働き始めたと聞いて、良い方向に向かったと私は思います。

親の役目は、子供を社会に送り出すこと。
そして自立して、一人でも生きていけるようになったら親の役目は終わりだと思っています。

息子の場合、社会に出るのはまだ何年も先です。
それまでは頑張らなければと思います。

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