高校のPTA役員というのは、三年間同じ人がやるって知ってますか?
息子の高校だけなのでしょうか?
DV夫と同居中、まだ生活も豊かだった頃、娘の時は小学二年、息子の時は一年生で
PTA役員をやったことはありました。
専業主婦で、時間に余裕もあり、一年間はあっと言うまでした。
誰でも一回はやらなくてはいけないなんていう風潮が、あったので、サッサとやってしまったわけです。
中学では、普通の保護者会にも出席できないほど、夫の監視の目が強くなり、役員を引き受けるなんてとんでもない状況でした。
シングルマザーは、PTA役員を引き受けないの?
仲良くなった方の中に、シングルマザーは二人いました。
シングルマザーでなくても、高校生の親ともなれば、働いている人がほとんどでした。
だから、シングルマザーだからできないという理由は通りません。
別居してすぐに、息子は公立高校へ入学しました。
入学式の後の保護者会で、役員決めがあったのですが、誰も立候補者がいませんでした。
教室はシーン静まりかえって、誰もが無言の重苦しい雰囲気でした。
最後はくじ引きです。
あみだくじ・・・
いやな予感は見事に当たり、私は役員に選ばれてしまったのです。
それでも、そこでどうしてもできないって固辞はできたと思いますが、しょうがない、やろうって気持ちになっていました。
そして、息子の様子を見ることができる広報委員になりました。
広報委員って、学校の宣伝、広報誌をつくる仕事でした。
仕事を休んでまで行かなくてもいいという了解を得て、みんな助け合ってやっていく感じでした。
そんなわけで、私は、お言葉に甘えて、ほとんど出席しませんでした。
昨年の体育祭に、はじめて取材に行きました。
学校で一眼レフのカメラを貸してもらい、その重いカメラを持って、必死にシャッターを押しました。
カメラのファインダー越しに、息子を追いました。
友だちと楽しそうに談話をする息子がいて、ほっとしました。
高校のPTA役員の方々は、実にパワフルです。
子供たちを助けるための活動とかではなく、自分たちも楽しんじゃおうという活動が多いのです。
コンサートの企画とか、宝塚観劇の企画を作って実践するなどです。
そして、ランチ会や飲み会が多い。
これもほぼ出席できませんでした。
でもなんだかんだと言い、楽しかったなと思います。
高校生の体育祭は迫力がありました。
そしてそのあとの広報誌作りも楽しかったですね。
新一年生の役員が、今年は15人も入ってきました。
なので、後は新人さんに任せようかと思っています。
高校の役員をやって感じたこと。
全く違う世界に、たまに身をおくことは、新しい発見があったり、
感心することもいろいろありました。
離婚してシングルです。
そんな発言をどうどうとしているママさんもいて、ちょっとびっくりしました。
そして少し前向きになりました。
わが家も母子家庭なのってどうどうと言えるようになりました。
お互いにがんばろうねって励ましあえる友達ができたことが、役員をやって大収穫でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。