18歳になったら出ていきなさい。
この言葉は、夫が娘にたびたび言っていた言葉です。
本気だったのか、本気じゃなかったのかは、わかりませんが、少なくとも娘は、それを本気に受け取り、本当に18歳になってすぐに家を出ました。
高校の卒業式の前日に、コソコソと夜逃げのような引っ越しでした。
なぜコソコソか?
夫に内緒だったからです。
夜逃げのような引っ越し、もちろん手伝いました。
タクシーで布団を運びました。
娘はその時は、すごくうれしそうだったのだけど、その後は孤独という地獄が待っていたらしい。
それに、気付かず可哀想なことをしたと、今でも思います。
18歳になったら出ていきなさい。
同じように、自分の親に言われて、18歳で家を出た青年が、職場にいます。
その子の場合、5人兄弟の末っ子で、親は5人育てるのが大変だったようです。
高校までは、面倒をみるけれど、18歳になったら家を出て、自分で生きていきなさい。
親にそのように言われて。
5人兄弟は、本当にみんな18歳で家を出たそうです。
そしてみんな自立して、自分の力で歩いています。
その青年は、30代ですがチーフとなり、家も買い、子供もいます。
すごい自立ですよね。
もちろん親を怨むどころか、感謝しています。
その話を聞いて、子供を突き放すということも、ある意味良いことなのかと思いました。
誰にも甘えることなく、自立しなくてならないわけですから。
わが息子、とっくに18歳になっています。
来春には、出ていくのか、不明です。
どうなることか・・・
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