以前、記事にしたことがあるかもしれませんが、兄の長男が、昨年、家を建てました。 私にとっては甥っ子となる、そのチャラ男君は、息子にとってあこがれの的なんです。
(たぶん、トークがうまくて面白いからだと思いますが)
甥っ子は、高校時代、髪の毛を金髪に染めていました。
そして学校にも行かずに、家の屋上で、お酒を飲んだくれていました。
私が実家に、行くと、壁に穴がたくさんあいているのを見ました。
チャラ男君の仕業でした。
反抗期もすごかったらしいです。
俗にいう不良少年だったのです。
でも、兄夫婦は心配していませんでした。
その後、大学に進学しました。
推薦入学で、まったく勉強をしないで入れる大学を選びました。
大学生になった甥っ子は、落ち着いて普通の子になりました。
(髪の毛は黒くなっていました)
大学時代は、アルバイトに明け暮れていましたが、
卒業後は某大手企業に、営業マンとして就職しました。
その仕事が性に合わず、またお酒に溺れる日々を送りました。
毎日浴びるように飲んで、支払いはすべてクレジットカード払いです。
あっという間に、借金は100万以上になったそうです。
大学の奨学金の借金もありました。
それでも、兄夫婦は、助けませんでした。
兄夫婦も、ローンが払えずに家を手放すほどでしたので。
残りのローンが払えない兄
甥っ子は、どん底を見たのです。 そこからの這い上がり方が、すごかったです。
このままではだめだと思い、転職。
今度も営業マンでしたが、今度は日本全国を回ってセールスをする仕事でした。
甥っ子は、トークがうまいです。
話し方に、魅力があります。
それが幸いしてか、あっという間にトップセールスマンになりました。
一年ほどで、借金は完済しました。
甥っ子は、仕事に恵まれ、良き伴侶にも恵まれ、おととし結婚しました。 共働きをして、お金を貯め、昨年の秋に、家を建てました。
まだ、28歳なのに、23区内に、建売ではなく、注文住宅を建てました。
全部、自分自身の力でです。
すごい!えらい!と、感心してしまいます。
今日の記事で、何が言いたいのか。
子供を、過保護に育てなかった兄夫婦、借金があっても助けずに、自分で何とかさせました。
その方法が正しいのかなと、最近、気が付きました。
私は、息子を助けすぎました。
なんでも手を貸してあげてしまいました。
過保護に育ててしまったと、今更ながら反省しています。
息子の弱さは、私の育て方、いえ、私たちの育て方が悪かったから
甘やかして育ててしまったことが、原因ではないかと思うようになりました。
今、気が付いて、遅いかもしれませんが、今後は、息子を突き放してみようと思います。
突き放すというより、なんでもかんでも、手を差し伸べるのはやめるということです。
息子が、自分自身で、立ち上がる力をつけなければ・・・
とんでもないことになってしまう気がしています。
今年の秋、チャラ男君は、パパになります。
私の母は、ひ孫を楽しみにしています。
人生のどん底を見た、チャラ男君。
新婚旅行の数日前に、父親(私の兄)が倒れ危篤状態になるということも経験しました。
いろんなことがあったけれど、甥っ子は、頑張り、人生を好転させました。
何事もあきらめてはいけないって思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。