先日、娘に会いました。
今は、だいたい一か月に一回のペースで会っています。
会うのは、東京と神奈川の中間地点、横浜が多いです。
鎌倉散策に行くことも多いかも。
娘と私は、食べることが大好き、美味しいものが大好きという共通点があります。
だから、会う時は、いつも食べ歩きです。
いろんな話をしました。
会った時に、お互いの一か月分の話をします。
娘は、生き生きと楽しそうに、現在の生活ぶりを話してくれました。
よくここまで、自立してくれた、頑張ったって思いました。
10年前の7月の出来事を思い出しました。
中学生の時、娘は警察に、補導されました。
私立中学に行っていたのにも関わらず、不良グループに入ってしまったのです。
夏休みの初日、娘は金髪に染めて、出かけていきました。
とっさに思ったのは・・・
お父さんにみつかったら、殴られるのに、なんで?でした。
その日の夜、警察から電話がありました。
「お嬢さんを迎えに来てください」
何をやったのかわからず、私はすぐに飛んでいきました。
公共の施設で、火遊びをしたということでした。
警察についたのは、私が一番最初のようでした。
娘は、泣きそうな顔をしていました。
「ご迷惑をかけて、申し訳ありませんでした。」と私はとにかく頭を下げ続けました。
「主犯格は、君じゃないことがわかったから、もう帰っていいよ。
でも、友達が悪いことをしようと誘ってきても、やめようという勇気を
持たないとだめだよ、これからはできるね?」
年配の刑事さんが、そういってくださいました。
「はい」
娘は、その時にはじめて涙を流しました。
警察を出ると、娘はニコニコして、
お母さん、私、パトカーに初めて乗っちゃったと言いました。
そんなこと、明るく言わないでという情けない気持ちと、
娘の寂しさが、伝わってきて泣きたくなる気持ちと、複雑な感情でした。
家に連れて帰ったら、父親に怒鳴られる覚悟はしていました。
私も娘も・・・
でも夫は、完全無視です。
完全無視、もう娘のことは、無関心な夫になっていました。
娘は、寂しくて寂しくて仕方がなかったのかもしれません。
非行に走る子供は、愛情不足が原因とか、親が厳格すぎるなどの理由があるようです。
ほかにも、 子供が非行に走る原因は、ありました。
・貧困
・いじめ
・親の不仲
・勉強の挫折
・部活動の挫折
・友達の影響
・虐待
・親の期待
<NPO法人 非行克服支援センター調査研究より>
娘の場合は、いじめ以外は、全部当てはまりました。
その中でも、親の不仲、虐待が、娘を深く傷つけていました。
補導されたのは、その一回だけでした。
でもその後、娘は摂食障害という精神の病に、移行していきました。
摂食障害、過食症。
苦しんだ娘は、つい最近、その病を克服しました。
18歳で家を出た娘は、6年間父親に会っていません。
守れなかった私をも、許していなかったのです。
今年のお正月に、私たち親子は、本音で話をして、二人で並んで寝ました。
その時に、私が、この世で一番かわいいのはMちゃんだからと言いました。
娘は、誰からも愛されていないと、思っていたんです。
愛しているという言葉こそ、照れくさくて言えなかったけれど。
Mちゃんが一番、という言葉を伝えました。
今まで、心配ばかりかけてごめんね、娘はそう言って東京へ帰ったのでした。
私は、その時に、やっと娘と和解できたって思いました。
今日の記事で言いたいこと。
親の不仲、そして、モラハラやDVは、けっして子供にいい影響を与えないということ。
そんな親から、早く離れることが正解だということです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。