息子は、新しい環境で動きはじめています。
サークルに入って友達をたくさん作りたい。
アルバイトをしてたくさん稼ぎたい。
でも一番重要なのは勉強、それもわかっています。
なかなか思うようにはいかないみたいです。
私は少し前の記事で、心配を手放すと書きましたが、やはり心配してしまいます。
それには理由があります。
虐待脳という言葉をご存知でしょうか。
子供のころ、脳の成長期に虐待を受けた子は脳が委縮してしまうという怖いものです。
直接の暴力ではなくても、子供の目の前でのDVは、虐待の一つなんだそうです。
息子も娘も、暴力を見て育ってしまいました。
私の目から見ても、二人は幼いです。
年齢相応ではないと思うことがよくあります。
脳を委縮させてしまった。
その思いがあります。
子供たちへの面前DVのほか、直接の虐待もありました。
心が傷ついているだけではなく、脳も傷ついているという虐待脳。
虐待脳の子は、うつ病になりやすいと知り、やっぱりと思いました。
娘は摂食障害を克服しましたが、息子は去年うつ病になりました。
加害者である父親から離したことは正解でしたが、完全に回復することはできるのか?
二人の子供は幸せになれないの?
ついそんな思いがわいてきて心配になってしまうのです。
息子は変わっています。
勉強が好きです。
でも勉強が好きだということだけでは、生きていけないということもわかったと思います。
これから良い人間関係を築き、社会に出ていくことはできるのだろうか。
私の心の隅に、やはりその心配というワードは消えないでいます。