時間に追われる生活

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モラハラ夫と結婚して、身についてしまったことの一つに時間に追われるということがあります。

23年間の結婚生活は、いつも時間に追われていました。

私にも、子供たちにも門限というものがありました。
夕方5時、なぜかそう決められていました。

少しでも遅れると、罵声が飛んでくるので、私と子供たちは、ちゃんと門限を守るようになっていました。

下手に、夫の機嫌を損ねたくないという理由で、いつも顔色ばかりみている生活でした。

買い物へ行っても、学校に行っても、実家に帰っても、いつもいつも時計ばかりみて時間に追われていました。

お風呂も、ゆっくり入れませんでした。
たまに、ゆっくり入ると、夫は怒鳴り始めました。

「いつまで、入ってるんだ!」って・・・

夫と同居中は、すべてあきらめていました。

友達に会うこと。
実家に帰ること。
でかけること。

何もできませんでした。

ずっとずっと、脱出を夢見て生きてきました。
たぶん、娘もそうだった思います。

自分を捨てて、自分を殺して、息をひそめて生きていました。

かごの中の鳥だったわけで、まず最初に飛び立ったのが娘です。

娘も今、自由を満喫しています。

続いて、息子と私も脱出に成功、晴れて自由な身となりました。

自由になりました。

もう時間を気にしなくていい。

そう思っていました。

でも結婚生活23年間で、染みついてしまったいろいろな習慣というのは、なかなか抜けないものです。

未だに、買い物さえ、ゆっくりできません。
のんびり買い物っていうのができないのです。

もう時間を気にしなくていいのに、なぜか気になって時計を見てしまいます。

早く帰らないと、怒られる。
その感覚がなかなかとれません。

先日、職場の同僚にも言われました。

ちずるさんは、いつも時間を気にしている、せっかちなの?って。

せっかちに見えたらしいです。

のんびりお風呂に入ることも。
ゆっくりご飯を食べることも、未だにできません。

これでは、夫という亡霊に縛られているような感じがします。

もっと時間がたてば、その亡霊からも、解放されるのか・・・
のんびりとした時間をおくりたいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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