あちこちのブログで見かけますが、わが家にも国勢調査が来ました。
仕事から帰宅後、調査員らしき人がポストの前をウロウロ。
あの封筒は、手渡ししなければならないのでしょうか、ここの住人は、なかなか捕まらないで困るみたいなことを言っていました。
封筒を受け取り、あとでネットでしようと、ほったらかしております。
(追い込まれないとやらないタイプです)
国勢調査は5年ごと
5年前は、2DKのボロアパートで息子と暮らしていて、その時に国勢調査をした記憶はあります。
10年前は、元わが意を出た直後だろうか?全然覚えていません。
夫はもうこの世にいないんだなと、ふと思いました。
夫が守り通した家もなければ、戸籍からも抹消され、この世から跡形もなく消えてしまって。
子供たちは、父親のことを思い出すこともないだろうから、時々思い出すのは私だけかもしれない。
怒鳴られてしょっちゅう家から追い出された時の怖い顔、亡くなる直前のやせたこけたお爺さんの顔、なぜか交互に思い出します。
何も楽しまずに逝った夫
馬鹿だねー、生き方間違えたよねとつくづく思います。
財産にしばられた生き方をしてきた夫、死んでしまえば、何も残りません。
夫が守り抜いてきた、先祖から受け継いできた土地は、妻である私がとっとと手放してしまった。
執着どころか、手放して、すっきりした私です。
夫は美味しいものも食べず、横須賀から出ることもなく、ただ家と仕事場の往復の毎日、そして家庭崩壊した10年前からは、ずっと孤食だったと思います。
歯医者に行かずに、歯が一本もなかった夫は、亡くなる直前は頬がこけて、顔が三角になっていました。
あの異常な痩せ方は、きっとろくなものを食べていなかったんだと思います。
夫の71年の人生は、何だったんだ?
可哀想な人だと思います。
下の孫(女の子)が、夫にそっくりなんです。
娘が、嫌がるからだまっているけれど、クリっとした目、筋の通った鼻はまさしく夫のそれ。
孫ができたことを伝えたけれど、会うこともなく逝ってしまいました。
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