先ほど、テレビで、子供の虐待件数が過去最高というニュースを見ました。
他人事でないので、聞き入ってしまいました。
元わが家の場合、身体的な虐待はそれほどでもなかったのですが、言葉による虐待はけっこうあったように思います。
息子へは、おまえは、何をしてもだめだ。
娘へは、おまえは要らない人間だ。
夫は、たびたびこのような言葉を子供たちに投げかけていました。
夫の本心ではないとしても、このような言葉は子供たちの脳裏に焼き付いていると思います。
そして、目の前でDV行動を見てしまうこと。
これも虐待だと知りました。
虐待を受けた子供に共通するのは、自己評価が低いということです。
まさに、娘も息子も、自己評価が低く、自分が嫌い、自分に自信が持てない子供でした。
息子がよく口にする言葉は・・・
「生まれてこなければよかった。」
「どうして生きているんだろう。」
この二つの言葉に続くのが、どうして俺を生んだ?と私を責める言葉です。
私が、時々、苦しくなるのはこの言葉によるのです。
私が夫と結婚しなかったら、子供たちは苦しまないで済んだと、自分を責めてしまいます。
そして、私自身が子供を守りきれなかったこと。
これも本当に申し訳なく思っています。
それでも、前に進まなくてはなりません。
このまま目をつぶっているわけにはいきません。
子供たちを幸せにする責任が、私にはあると思うから。
さいわい、娘は苦しんだ末に、自分を好きになり自分に自信がもてるようになり、立ち直っています。
良い友達や、彼に恵まれ、今が一番幸せだと話しています。
残るは息子です。
大学受験という大きな節目を迎えて、非常に不安定な精神状態です。
希望の大学に合格できたら、それが一番の自信につながると思うので、息子の心を変える大きなチャンスだと思っています。
母親として、支えなければなりません。
それはわかっていても、もしだめだったらとか、息子は変わらないんじゃないかと不安になってしまいます。
息子の心の弱さも、大きな自信を得ることによって、変えられていってほしい。
今は、そんな希望を持ちつつ生きています。
虐待は遺伝するとか、連鎖するとか言われています。
残念ながら、虐待はなくならないと思います。
心をケアしてくれる機関が増えたらいいのにと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。