もっと、おしゃれをしろ、よくDV夫に言われた言葉です。
おしゃれ?
女なんだから、きれいにしたい、おしゃれをしたい、
そんな気持ちも願望もずっとありました。
でも、貧乏になってから・・
自分の洋服なんか買う余裕は、ありませんでした。
子供たちを私立に入れ、飛んでいった高額な学費。
それでも、外で働くことを許してくれなかった夫でした。
月一万円くらいの内職で、しのいでいたこともありました。
その内、生活費の額も減らされ、学費が滞ることもしばしばあり・・・ 夫に内緒で働きに出ました。 今から10年前のことです。 そう、私はもう10年以上も貧乏生活をおくっています。 (子供たちを私立に入れた間違いからはじまったわけですが)
おしゃれどころでは、ないのに、
お金のやりくりが大変な生活だったのに・・・
夫はよく、隣の奥さんと私を比べました。
いつもきれいな恰好をしている
いつもおしゃれをしている。
おまえも、あれぐらいできないのか。
そんなふうに、しょっちゅう言われていました。
どこにそんなお金があるの、そんな言葉も言えずに、黙っていました。
今日も、数年前に買ったコートを着て東京へ行きました。
コートにも流行りのスタイルやトレンドがあるのですね。
自分の古臭いダウンのコートが、なんだか恥ずかしくなりました。
それで、ちょっとショッピングモールをのぞいてみました。
見るとほしくなり、何着か試着してみました。
ネイビーのほしい形のコートが5000円で売っていました。
クレジットカードを使えば、買える!
そう思い、その場で10分ほど迷いました。
そして、結局、買うのをやめて帰ってきました。
これ以上、借金が増えてどうする? 再来年は、息子の受験が控えてます。 たくさんのお金が必要です。 それまでは、やはり、がまんしよう、 そう思いました。
いつか借金をすべて返し、
息子が無事、大学へ進学するまでは、がまんがまん、
あともう少しの辛抱だ!
そのように自分に言い聞かせました。
がんばる目的があるからがんばれます。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。