雨の朝、通勤に使うバスの中から外を見ていたら、別居中の夫のトラックが見えました。
目を合わせないように、とっさに下を向いちゃいました。
同じ横須賀に住んでいるんだから、すれ違うこともあるだろうけど、やっぱり会いたくなかった。
先日、息子に会ってから、暗い気持ちが続いています。
息子の話を久しぶりに聞いて、その日は眠れませんでした。
息子を心配すること、手放そうと何度も決めたのに。
やっぱり心配してしまいます。
おまえは使えない人間、この言葉がトラウマになっています。
息子も私もです。
私は、夫に毎日のように言われ、洗脳されていきました。
私ってだめな人間なんだと、そして自己肯定感がどんどん低くなっていきました。
息子も父親から毎日言われていたし、高1の時、引っ越しの助手のバイトで、先輩からおまえは使えないと言われ、どれだけ傷ついたか。
自信喪失していました。
品出しのバイトは、長く続いて、仕事仲間も良い人ばっかりだったのに、やめてしまいました。
コミュニケーション能力を上げるために、サービス業をやりたいと、わざわざ飛び込んでいったのです。
そこでも使えないっていうようなことを言われたそうです。
「だから言ったじゃない、あんたには向いてない」って、とっさに言ってしまいました。
ふさがった傷口に、また塩を刷り込んでしまったようなものだ。
落ち込んでいる息子を見たくはなかったです。
息子には、息子に向いている仕事が必ずあるって思う。
自分の居場所、自分を必要としてくれす職場に、最後はたどり着いてほしいと思う。
昨日は、教会でともに祈ってもらいましたが、これからも私は祈ることしかできません。
たくさんの奨学金を借りてまで、大学院に進むことを決めた息子です。
息子にぴったりな仕事に、必ずつける、そう信じています。