貧乏母子家庭、奨学金の申し込みをする。

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貧困の連鎖を断ち切りたいということで、息子は大学へ進むことを決めました。

 

受験費用、入学金、授業料、さまざまな不安が襲ってきました。

 

息子と喧嘩をした時などは、もう就職しちゃいなさいよ、そして早く独立してなんて言ってしまったこともあります。

 

お金の不安がなけらば、そんな言葉は出てこないのですが・・・

 

貧乏な母子家庭ですが、母親の私の役目としては、貧困の連鎖を断ち切るために全力で応援しなければとわかっているのですが、どうしても不安になってしまいます。

 

 

勤め先のスーパーを例にとっても、高卒と大学卒の初任給は全く違いました。

そして本社の幹部になっているのは、ほぼ大卒の方です。

そんなことも知り、この環境で、母子家庭のせいで、息子の未来まであきらめさせてはいけないと思いました。

 

つい最近、息子は、自分のなりたい職業をみつけたようです。

お金の心配はしないでいい、そんな風に言えない自分が情けないです。

 

そんな中、来年の大学入学後の奨学金の予約申請が始まっていました。

まだ6月なのに?と思ってのんきに構えていましたが、学校からの連絡で慌てて申し込みました。

 

スカラネットというのに、入力するのですが、もうわけがわかりません。

(娘の時は、全部自分でやっていました。私はノータッチでした)

なんとか説明書を見ながら、息子は入力を済ませました。

 

そして所得がわかる書類を添付します。

そこでもつまずきました。

 

両親が別居している場合は、両方の所得証明書が必要だと書かれていて・・・

 

えっ~DV夫に頼むのか、と憂鬱になりました。

 

でも説明書をよく読むと、別居でも、DVや家庭内暴力などの特別な事情がある方は、

育てている片親の方(つまり私の)だけでいいと書かれていました。

 

それでもちょっと不安になり、学校の進路担当の先生に電話で確認することにしました。

別居しているが、離婚は成立していない。

別居の理由は、家庭内暴力

そんなあまり知られたくないことを、仕方なく話し、相談しました。

 

あまりないケースだからと、先生は即答を避けられました。

翌日に、お母さんの方だけでいいと電話があり、ホッとしました。

 

市役所に課税証明を取りに行き、印刷したスカラネットの申し込み書とともに、学校に提出しました。

 

疲れました。

 

ささいなことですが、こんなことも、頼れる人はいません。

教えてくれる人も助けてくれる人もいないのだから、全部、自分たちで乗り越えなくてはなりません。

 

はぁ・・・

これが貧乏母子家庭の現実だ!などと思ってしまった一週間でした。

 

 

 

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