うつ病で苦しんでいた息子に、出ていけと言った冷たい母親、私のことです。

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自分のブログの過去記事を読みました。
10年前に、DV夫の元から、息子とともに逃げた私。

本当にいろいろあり、自分でいうのもなんですが、苦労をいっぱいしたなーと思います。
とんでもない記事ができてきました。

もう18歳なんだから、今すぐ出ていけ

そんなこと面と向かって言っていたようです。
あの時は、息子自身ももちろん辛かったと思うけれど、自分も、これからどうなるか不安で不安で辛い毎日だったのです。

貧困母子家庭だったので、現役では国立一本しか受けずに、あえなく撃沈。
私は、内心、就職してほしい気持ちがありました。
だけど、どうしても大学に行かせてくれと、浪人を選んだ息子でした。

それなのに、4月になったら昼夜逆転の生活をして、青白い顔をしながらも、YouTubeと、ゲーム三昧の日々に、私は爆発してしまったのです。
突然キレた私に、息子は焦りまくっていました。

その後、心療内科を受診し、受験うつと診断されて、しばらくは充分に休養させることにしました。
脳が疲れているのに、今すぐ出ていけなんて平気で言い放った私は、なんと冷たい母親だったんだろうと思います。

ボロいカビだらけのアパートでの暮らし

当時住んでいたボロアパートです。
一番上の写真が息子が、暴れて物を投げた時に割った引き戸。
そして、それぞれの部屋と、広さだけはあった居間、窓の外は雑草がボウボウと生えていました。

今思うと、環境もよくなかったと思います。
駅近なのに、2DKで5万円という格安家賃に、飛びついてしまったのです。

昼間から電気をつけないとだめなほど、日の当たらない居間。
それぞれの部屋は、湿気がすごくて、アッという間にカビが生えていました。

息子は、アルバイトをしながら、浪人生活をおくってわけですが、勉強はカフェや図書館でしていました。
あの暗い自室での勉強は、孤独を感じて当然だと思います。

今から8年前の記事でした。
8年後、ようやく大学院2年となり、就職も内定しました。

もう心から、やれやれ~といった気持ちでいます。

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