昨日の記事を読んでくださった、何人かにメッセージをいただきました。
ありがとうございます。
あなたが悪い!息子さんが可哀想!そのような内容ばかりでした。
人間は、苦しくて、自分自身がいっぱいいっぱいになると、誰かに吐き出してしてしまう、暴言となってしまうのではないでしょうか。
息子の弱さが、いやだったし、受け入れることができないでいました。
なぜ?
息子に、DV夫の影を見ていました。
影というより、夫そのものを見ているようでした。
息子が、アルバイトを一日で辞めてきた理由は、上司がヤンキーみたいだったからと言いました。
見た目はヤンキーかもしれないけれど、中身は違うかもしれないのに。
その判断に、私は怒りのスイッチが入ってしまいました。
25年前、夫と二人だけでハワイで結婚式を挙げました。
その後の新婚旅行で、夫もヤンキーっぽい人から逃げました。
私が選んだ船上クルージングで、見た目ヤンキーの人が目の前に座り、それだけで、夫は私に向け、怒りをぶつけてきました。
おまえが、クルージングなんかしたいというからだと突然怒り出し、一人でホテルへ帰ってしまいました。
その時、はじめて夫の裏の顔を見ました。
モラハラであることを知りました。
おとといの息子と、25年前の夫と重ねてしまいました。
夫と息子は、別の人格なのに・・・
夫への怒りを、息子にぶつけてしまいました。
暴力、暴言がいやで逃げてきました。
それなのに、夫と同じことを繰り返す息子を見て、今度は息子から逃げ出したいという気持ちになっていた時に、逃げだしてきた息子をみて、私も感情が抑えれれなくなってしまいました。
DV、モラハラから逃げて生きていくということ。 DV夫から逃げ出して、もうすぐ二年になります。
当初は、追い出されないですむ、部屋を持てたということに、ホッとしていたし、自由であることを満喫していました。
でも、二人で逃げたから万々歳、それで終わりではありませんでした。
母子家庭で生きていくことは、想像以上に、大変なことでした。
お金の面も、精神的な面もです。
私が頑張らねければ、そう思って走り続けてきたような気がします。
いろいろな経験や事件を受け、やっと乗り越えなければならない壁があることに気が付きました。
DVやモラハラというのは、甘えだと思います。 自分の苦しみを、誰かにぶつければ、楽になる、それは大きな間違いで、暴言や暴力をふるえば、自分がもっと苦しくなるのです。
私自身がおとといの夜、経験したので偉そうなことは言えませんが、息子への暴言が、私へ、暴力という形でかえってきました。
身をもって経験してよくわかりました。
文字通り、胸が痛いです。
DV夫が、私にし続けてきたこと。
家に閉じ込める、そして私のミスをみつけては怒鳴りちらす、最後はいつも出ていけでした。
23年間、私はそれを受け入れていました。
たえることしかできなかったからです。
そして、本当に逃げようとした寸前に、夫は言いました。
「俺を捨てないでくれ、行かないでくれ」
その時は、どれが本心か、わかりませんでした。
そんな反省の言葉を、言っても、また同じことを繰り返していたので、だまされるものかと思いました。
昨日、息子が、同じ言葉を言いました。 「俺を捨てないでくれ」って。
自分の息子を、誰が捨てる?!捨てるわけがない。
そう思うと、共に、息子のすべてを受け入れようと思いました。
くそ真面目で、不器用で、ばか正直で、うそがつけない人間。
(これはある読者さんが、息子のことを書いていた言葉です。私よりよく息子を知っていますね)
すべてが、夫にそっくりな息子を受け入れようと思いました。
そして、いろいろなことを話しあいました。
くそ真面目で、不器用で、馬鹿正直で、うそがつけない。
それは息子自身、そんな自分がいやでいやで、自分を愛せないでいたのです。
明るくて、チャランポランのいとこたち(兄の子供)にあこがれていたのです。
自分も、あんな人間になりたいって思っていたようです。
それで、性格を変えようと努力をして、失敗をして落ち込む、その繰り返しでした。
「それって違うよ。
性格を変える努力をするよりも、自分自身を受け入れないと。
自分を愛せなくて、なぜ人を愛せる?
Kにも長所が、たくさんあるし、冗談が言えなくても、面白い話ができなくてもいい。
それは、Kの個性なんだから、自分を愛し、自分を大事にして
とろい?天然?
友達にそう言われて、悪口だと思い、傷つくのではなくて、それを長所として生かせばいい。
職場にもいるよ、天然でとろい子、でもその子は、それを長所として生かして、みんなの人気者だよ。」
私がそんな話をすると、息子は、そんなに慰めてくれなくてもいいと言いました。
私は、息子全部を受け入れようと思ったのと同時に。 DV夫も受け入れようと思いました。 夫を許すということです。 (愛すのは、無理かな)
一番苦しんでいたのは夫もだったのかもしれません。
そうすることしかできない不器用な人だったのかもしれません。
わかって、理解してという問いかけを、私に投げかけていたのか。
でも私はわかりませんでした。
友人で、そんなモラハラ夫を受け入れ、共存していきていく覚悟を決めた人がいます。 ご主人は、アスペルガー症候群です。
ですから、一筋縄ではいかない性格です。
その友人は、一度は逃げて、ホテル生活を続けていたこともあります。
それで、アパートの契約までしたのに、ご主人のもとへもどりました。
子供の言葉です。
お父さんと暮らしたい、三人で暮らしたい。
その言葉で、戻る決心、共に生きる決心をしたそうです。
時々、愚痴を聞いてます。
愚痴をきくくらいしかできませんが、彼女のつらい気持ちはよくわかります。
それでも時々フェイスブックに、三人で、でかけたこと。
ご主人から、花束をもらったことなどの、写真をアップしています。
彼女が、頑張れるのは、そんな幸せな時間があるからだと思います。
息子と、DV夫を許し、受け入れようと思っていた矢先、夫から電話がありました。
私の携帯は、着信拒否指定をしてありますので、電話があったことに気が付きませんでしたが、息子は、逃げずに応答していました。
その会話を聞いて。
この子は、すごい子だと、涙が出ました。
長くなりましたので、その話は後日に書きます。
今日、発達障害についての相談に、県の療育相談センターへも行ってきました。
この話も後日、記事にしたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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