息子は、相変わらず、部屋にこもって勉強しています。
泣いても笑っても、センター試験まであと一か月です。
志望校の選択は、もうすべて息子に任せています。
どこの大学に行ってもいい、どこの大学でも私は、いいと思っています。
一つだけ、私がのぞんでいることは、息子自身が楽しく生きていけること。
就職のいい大学へ行きたい。
そんなことばかり言っています。
大企業に入社して安定した職業につく。
それが幸せだと思っているなら大間違いだと私は息子に、話しました。
男性は、定年まで40年働き続けなくてはなりません。
人生の半分は、仕事に捧げるのだから。
自分にぴったりの仕事、自分の居場所をみつけるのが一番だと。
好きなことが仕事にできたら最高だよ。
そう話ましたが、息子はだまって聞いていました。
親として、娘にも息子にも、苦しみの多い人生はおくってほしくない。
それはどんな親でも思うことなのではないでしょうか。