貧困の連鎖、親に捨てられた子供たち

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そこには小さい子供から、高校生に至るまで、様々な年齢の子供たちがいます。
親に、何らかの事情があり、育てることができなくて入所した子がほとんどで、言い方を変えれば
親に捨てられた子供たちです。

その施設から、高校生が何人かアルバイトに来ていました。

みんなどこか、陰があるような普通の高校生とは違う面持です。

その中の一人、みかちゃん(仮名)は高校二年の夏休みに入店入して来ました。

みかちゃんが、アルバイトに来た日、お昼休みにお弁当を食べていました。

「お母さんの手作り?おいしそうだね、」なんて、何も知らずに聞いてしまった私。
みかちゃんはにこっと笑っただけで、答えないことを不思議に思っていました。

そして何日かたったある日、みかちゃんは自分から告白してきました。

「私、お母さんとは暮らしていません。
K(施設の名前)に住んでいます。」

「そうだったの。
失礼なこと聞いてごめんね・・・」

お母さんとは、半年に一回くらい会うこと、父親とは会っていないこと、
そんな話を自分からしてくれました。

理由を聞いてびっくりしました。

父親が酒乱で、お母さんや自分に、暴力をふっていたことなどです。
そっか、みかちゃんもDV被害者だったんだ・・・

そして家族がバラバラになってしまって。

同じ被害者として、同情の気持ち以上の感情がわき、これからなるべく
できることはやってあげよう、助けてあげたいと思いました。

お弁当のおかずをわけてあげるとか、お菓子をあげたりとかそんな些細なことしかできませんでしたが。

とても素直で礼儀正しい子です。

頭もよくて、県でもトップレベルの高校に通っていました。

そういった施設は18歳になると、そこから自立して出なくてはならないのですが、
みかちゃんは、頭がいいからなのか、特別に大学進学を許され、女子大生になりました。

二時間近くかけて、東京の大学へ通い、アルバイトも頑張っていました。
そして、今4年生、就活していました。

すごく頑張って勉強していたのは知っていましたが、
昨日、晴れて公務員試験に合格したという報告を受けました。

公務員試験、今の世の中、難関です。

すごい!えらい!とほめまくりました。

両親と離れてくらしても、こんなに立派な子がいるんだと思いました。

このみかちゃんの話は、息子にもよくします。

息子よりも、大変な状況で頑張っている話です。

みかちゃん、公務員試験合格したよ~」

昨日息子にも伝えました。

どんな状況でもがんばれば結果は出るんだと、息子は思ったと思います。
でも、みかちゃんには、膨大な奨学金の返納が残っているし、
1人暮らしをしなくてはなりません。
いばらの道かもしれません。
なんとか、貧困の連鎖を断ち切ってほしいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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