金持ち同級生に、負けたくない

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息子の中学卒業式の頃、ワンルームに引っ越す

夫のいない昼間に、徒歩と自転車で、二人で、コソコソと荷物を運びました。

DV夫と住んでる頃は、私は籠の中の鳥でしたから、不要不急の外出は禁止でした。
卒業式の出席は、許されても、謝恩会への出席は駄目と言われ、娘の時の謝恩会は、出たことがありませんでした。
だから、子供の謝恩会に出席するのは、はじめてでした。

私立中学ということで、やはりホテルのワンフロアを貸し切りド派手に行われました。
その前の卒業式で、チラホラと何人かのお母様方に質問を、受けました。

「K君、外部高校行くんだって?」

「受験したの?」

「どこの高校?」

そして、みんな同じく最後に聞いてきたのは 「なんで?どうして?」
内部高校に進まない理由を、聞いて来るのです。

お金がないからという本当の理は由は言えませんでした。
主人の仕事がうまくいってなくて~とか、本人が受験を希望してとか適当に答えました。

謝恩会が始まり、うちの息子が内部高校に進まないという噂はあっという間に広がり、また何人もの人に同じ質問を、されました。
うんざりしました。

外部高校に行くのは、100人中、10人位だったようです。

成績が悪く上がれなかった子がほとんどで、あとは不登校の子、保健室登校の子たちでした。
私立中の高い学費を払い続けても、不登校のまま、親子で卒業式も出られないかわいそうな親御さんもいました。

金持ち同級生たちに負けたくない

3年後、金持ち同級生たちはほとんど大学受験をすると思います。

お金をかけなくても、塾へいかなくても、私立高校へは行けなくても、貧乏でも…。
努力して、頑張って頑張って、実力で国立大学への合格の道を、勝ち取って欲しいと思います。

何不自由なく、育ったお坊っちゃま、お嬢様の金持ち同級生たちに、負けたくありません。
息子は、ライバルとかそんな風に考えてないみたいですが。

私はワンルームで母子家庭暮らしになることに、卑屈になっていたのかもしれない。

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