5年間、一度も笑顔を見せなかったフリーター君が、職場を去りました。

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夕飯を食べたら、途端に眠くなります。
今日の夕飯は、カレーライスにするかハンバーグにするか迷った末に、ハンバーグにしました。

結局、なんだかんだと息子の好きなものを作ってしまいます。

今日、職場で一人の青年が、退職していきました。

5年間、一度も笑顔を見せたことのないフリーター君でした。

今、30歳くらいだと思います。

笑った顔を見たことがない、それは職場でも有名でした。
そして、人と談笑することもない青年でした。

変わった青年。

そんなレッテルを貼られてしまいました。

いつもひとりで、食事をしていました。
いつも黙々と仕事をしていました。

仕事のことで、話しかけるとちゃんと答えます。
お客さんにもちゃんと応対していました。

誰とも話さない。
笑ったことがない。

突然、キレたことがある。

そんなことから、彼は発達障害ではないのか?

自閉症なのでは?などと噂されました。

本当の所は、わかりませんが、コミュニケーションをとるのが苦手というのは事実でした。

彼のお母さんが、たまに買い物に来ました。
いつも、額にしわを寄せて、難しい顔をしていました。

そしてお母さんの方も、笑わない人でした。

息子さんが、難しい子だから、お母さんもいつも難しい顔をしているのか。
お母さんの愛情不足で、笑わない青年になってしまったのか。

想像できるのは、たぶん、その家庭では、笑顔がないということです。

笑顔や愛がない家庭は、きっとお互いに生き辛いのではないかと思ってしまいます。

そのフリーター君が、わが職場をやめて、他に就職を決めたのかどうか、それもわかりません。
でも、一生懸命仕事をしていた姿は、忘れません。

とてもイケメンな青年でした。
笑ったらもっとかっこいいのにと思っていました。

おせっかいオバサンの気持ちとして、どこかその青年にぴったりな職場、居場所がみつかるといいなと思いました。

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