助かってくれて、よかった・・・

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ずいぶん、前の記事に書いたことがありました。

職場にいるフリーターМ君のことです。

生きていてくれるだけでいい

M君のお母さんは、職場で倒れて、意識不明になりそのまま救急車で病院へ運ばれました。

一時は生命の危機もあったそうですが、奇跡的に意識がもどったものの、半身不随が残り、
脳にダメージが残り、アルツハイマー認知症も発症してしまいました。

年齢を聞いて、びっくりです。
私と同じ55歳でした。

地元の特養ホームに入ったことは、前に聞いていました。

今日は、久しぶりにお昼休みに、隣の席になったので、いろいろと話しました。

私  「お母さんは、どう?お元気?」

M君 「やっと落ち着きました。週一回会いに行っています。」

私  「お母さん、喜ぶでしょ?」

M君  「はい、喜びます、でも俺の事、小学生だと思っているんです。」

ここ10年の記憶がすべて消えてしまったそうです。

言葉がありませんでした。

でも、またM君は言いました。

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一時は危なかったから~助かってくれてよかった。 生きていてくれるだけでいいんですと。

M君、以前はお母さんの作るお弁当持参でした。
でも今は、カップラーメンとかコンビニ弁当ばかりです。

夜は、自炊をしているらしいのですが、
家の中で、一人でいると、寂しくなる時もあると言っていました。

M君のお母さんは、もう二度と、家に帰ることはできないのです。
自分の置かれた状況を理解し、帰りたいとは言わないそうです。

M君が、自宅で介護をするのは、到底無理なことです。

運よく、特養に入れたことは、良かったと思います。

普通、特養は、100人待ちとかですから・・・

そんな状況でも、M君は、まじめに一生懸命働いています。

店長もそれは、よく知っていて、
最近、リーダー格になり、時給もあがったそうです。

本当によい青年なんで、 幸福になってほしいと思います。

自分がもし、倒れたら~と、
その状況を想像してみました。

夫には、死んでも頼りたくないし、たぶん、息子に頼ってしまうでしょう。
息子は、大学受験、就職すべてあきらめてしまうかもしれません。

息子の未来を奪ってしまことになるんだと思いました。

絶対に倒れるわけにはいかないと、思いました。

ご訪問ありがとうございました。

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